戦う母と凸凹ちゃんの中学受験記

大黒柱として働く母と、発達グレー女子(次女)の塾なし中学受験記2028です。3姉妹に囲まれて、毎日がてんやわんや!

凸凹ちゃんが中学受験を決めた理由と、受験に向けて低学年からやっていること

こんにちは。戦う母です。

今日は我が家が受験を決めた理由と、2028年受験に向けて行なっている自宅学習について書いてみようと思います。

我が家が受験を決めた理由

我が家が次女の中学受験をぼんやりと決めたのは、彼女が小学校受験に落ちたとき。

その後WISCを受けて特性を理解して、余計に中学受験に気持ちが傾きました。

理由はいくつかあります。

  1. 都内の女子は、高校から入れる学校の選択肢が限られている
  2. 姉妹の学校の授業と比較すると、地元小にやや不安を覚える。中学卒業時には姉妹で学力差がかなり広がりそう
  3. 凸凹の特性は、中学の内申点には不利に働きそう
  4. 未知の環境で一人でやっていける強さがあるか不安
  5. 私自身が中学受験経験者で、ざっくりと中受のイメージがわかる

 

2の補足を少し。

地元小は地域では評判もよく、不動産の案内では「〇〇学区」とアピールに使われるほどです。

学童の先生も、他の地域と比べて子どもたちが落ち着いていて優しい(気持ちに余裕がある)と教えてくれました(その余裕のおかげで、次女ちゃんも居心地よく過ごさせていただいていて助かっています)。

公立の学校としては平均以上には良いのですが、姉妹の学校で授業参観や発表会を見ると、地元小の限界を感じてしまいます。

姉妹の学校で見られる、タブレットを駆使して発表する姿、考えをスライドにまとめる力、小1から英会話をする姿…。

学習内容は、指導要領があるので基本はそこまで大きく差がないはずですが、書く力やプレゼン能力、知識の深度が違うと感じます。

あと姉妹の学校の保護者は、小学校受験を経ている家庭なので、親のサポート力もだいぶ異なりますね。夏休みの自由研究は完成度が高くて、最初目にした時驚きました。

地元小は良くも悪くものんびりしていて、このままでは次女ちゃんは姉妹のできることができない…同じ家庭の中で格差が広がるのは、本人的にどうなのだろうと思ってしまったんです。結構プライド高い子なので。

 

あと理由4に挙げたとおり、未知の環境への適応力にも不安があります。

以前YMCAの月一野外活動に参加していたのですが、毎回グループが変わるというもので、次女ちゃんは集合場所でなかなか親から離れられない状況でした。

でもある時、妹の学校のお友達が参加していたのを発見するや、その子と手を繋いで、一緒にボランティアリーダーのもとに去っていったんです。

姉妹のお友達とは自宅に招いたり、彼女たちの学校行事で会ったりと接点があるので、なんとなく自分の友達であるような認識を持っているみたいで。

姉妹の学校に通えたら、知っている人たちが一定数いるなかで中高6年間を過ごせるので、安心感がありますよね。

次女ちゃんは、妹と同じ学校に行きたい!お友達と一緒に遊びたい!と考えているので、その気持ちを大切にしたいなぁと考えています。

 

そこで中学受験を本格的に視野に入れて、小2のいまから準備を始めることにしました。

なにせ発達グレー領域にいる凸凹ちゃんなので、理解に人の倍かかる分野もあるかもしれない。早ければ早いほど、特性に合わせて学びの方法を模索することに時間をかけられるはず。

彼女が「どういう学び方なら合うのか」をいまのうちに探すというのも、中受を決めた裏テーマでもあります。

 

中学受験に向けて始めたこと

次女ちゃんは、知能は平均的で学習障害等はありません。

(人の話が頭に入りづらいので、授業中に先生の話を聞いていないなどの問題は多々あるものの…)。

学校での勉強についていけないといった不安はないので、もう少し応用的な内容が理解できるようにと小1後半から入会したのが、四谷大塚のリトルくらぶ中学受験コースでした。

四谷大塚のリトルくらぶって?

結論から言うと、なかなか良い教材だと思います、リトルくらぶ。

どんどん先に進んでいるかと思いきや、前月の復習が入ってきたり、1行計算も、単に答えを書かせるだけじゃないように工夫されたりしています。

例えば、いま九九を学んでいますが、

2×5

という王道の問題以外に

2+2+2+2+□=10

2×5=5×□

なんて式もあります。

大人は一瞬で理解できるのに、案外子どもは間違えるんですよ…。

単純に計算ができるようにする、ではなくて原理を理解させようという思想を感じます。

国語も、読解はもちろん、慣用句などもかなりの数を学びます。原稿用紙の使い方、作文を組み立てる手順を学ぶこともできます。総合的にみてよい内容だと思います。

 

入会すると、毎月

  • ホームワーク国語
  • ホームワーク算数
  • ジュニア予習シリーズ(国算)と解答解説
  • 添削問題

が送られてきます。

ホームワーク(国算)は、その名の通り毎日1ページずつ進めるもの。

ジュニア予習シリーズは、毎週(算数または国語)、オンライン授業(IT授業と呼ばれている)が配信されるので、それを見ながら学ぶテキストのこと。

添削問題は、理解度の確認と作文の添削のために月末に解いて郵送するテスト。

あと小2以上になると、月1回、週末にダウンロード可能となる「月例テスト」があり、それは解いたらwebで回答を送信します。

Z会やチャレンジタッチも検討したけれど
  • 進研ゼミのチャレンジタッチ

長女が1年弱お世話になりました。

楽しげなキャラクターたちが気分を上げてくれます。丸つけ不要で親は楽だったけど、内容が基本的すぎて一瞬で終わっていました。

我が家は中学受験を見据えての学力向上が目的なので、これでは叶えられないと除外。

チャレンジタッチは、勉強嫌いな子どもを取り込むにはおすすめです。とにかくキャラが楽しげ。ゲーム要素があるので、勉強という敷居を下げてくれます。

 

Z会は長女が自宅学習でお世話になっています(中学受験コースを受講)。

次女ちゃんも、1年生の最初はZ会タブレットコースで学んでいました。イラストなどの遊び要素が少なくて問題もよかったのですが、タブレットコースはやはり簡単らしくて毎回すぐに終わってしまっていて。

中学受験を見据えるなら

Z会:小学生コース(紙教材)に移って、3年生から中学受験コースに切り替える

四谷大塚:リトルくらぶに移って、3年生から進学くらぶに切り替える

の二択と考えました。

最終的な決定打は、受験は親塾を考えているけど、どうしても無理になったらスムーズに塾に移行できるかどうかという点。様々な塾での採用度が高い四谷大塚の予習シリーズに優位性があると判断しました。

 

すべての基礎となる国語力アップのために

ほかにも家庭学習に追加しているものがあります。

  • ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集 小学生版ベーシック

問題文を正確に読み解けないと、どんな教科の問題も正解に辿りつけません。しかも今のところ公立中高一貫校も受検の選択肢にあるため、書く力も伸ばしたい。そこで日本語力を育てたいと、この問題集を選びました。

裏表紙には「楽しい」と感想が掲載されていますが、どうでしょうね…。イラストなどはなく、解説と問題の羅列なので、お勉強感はたっぷりです。

比喩、反対語、抽象と具体などなど、日本語の基礎が取り上げられていますが、問題の中には大人でも正解を一つに絞るのが難しいものがあったりします。我が家の次女ちゃんと三女ちゃんは、たまに「わからない〜!」と叫んで放棄してしまうことも。

ページによっては、やっておいてね、と渡すだけでは難しいのがちょっぴり残念です。

 

ただそれは、リトルくらぶも同じですね。

リトルくらぶは、親がそばにいて教えることを想定しています。解説もしっかり事前に読んでおくことが期待されているんです。親の手間という面ではなかなかのもの。特にタブレット学習では丸つけも自動的に行われるので、慣れてからリトルくらぶに移るとちょっと手間に感じるかも。

ただ、この程度で打ちのめされているようでは、塾なしで中学受験!なんて目指せないので、頑張ります。

 

リトルくらぶとふくしま式で、基礎+応用力が身につくといいなと考えています。